poco♪musicは音楽教室。ボイトレができる。楽器も習える。楽曲制作、配信、オーディションもある。作曲家も育てている。ライブも頻繁にやっている。
飲み会等の遊びイベントもある。
趣味で音楽を楽しめる場所を作りたくて個人の音楽教室としてスタートしましたが、生徒さんやスタッフの力でどんどん進化しているpoco♪musicについて少しずつ紹介して行きたいと思います。
1)私がpoco♪musicを作ろうと思ったきっかけ
2)決心してから・・
3)2007年設立。自分のスタジオ。
1)私がpoco♪musicを作ろうと思ったきっかけ
私が音楽の世界に飛び込んだのは18歳の頃です。 音楽の専門学校でミュージカルを専攻し、毎日レッスンに明け暮れていました。 ダンスのお仕事やモデルのお仕事をしていましたが学校卒業の時にメジャーデビューが決まりました。 専門学校時代からずっとボイストレーニングをしていたのにデビュー決まってから毎日激しく歌ったり、きっと間違えた発声をしていたので声帯に結節を作ってしまいました。
結節を作ってから更に発声方法を見直しました。
※声帯結節とは声帯にできる炎症をもった結節(たこ)のことです。
これが出来ると声が枯れてしまいます。
デビューまでしがみついて頑張っていましたが色々あって「音楽はやめよう」と思っていました^^;
厳しい世界と言う事は私にとって良い事だったけれどホント「色々あって」って感じで心身ともに疲れて全部を終わらせたいと言う気持ちでした。
ところが、その時お世話になっていた憧れのアーティストさんに突然、「あなた、音楽辞めたらダメだよ。細く長く続けなさい」と言われ一瞬で気持ちが変わりましたw
そこから音楽を仕事にする為に?と考え、歌を教える仕事を始めるのです。
最初は街のボーカルスクールで教え始めました。
ボイストレーナーとして働きながら歌手としての仕事やモデルの仕事、振付け師としても活動していたので凄く忙しく、ほとんど寝ないで過ごしてましたね^-^
もう、そんな生活できないなぁ。若いって素晴らしい♪
そのスクールで出会った生徒さんが本当に素晴らしかったです。
20代半ばで先生になりましたが生徒さん達は何歳も何十歳も上の方ばかり。
今思えば、ミニスカートで茶髪でチャラっとしてるまま「先生」していたので、よく周りが許してくれてたなぁ。
と思います。
歌を教えると言う事に本当は抵抗がありました。
せっかく自分で時間かけて悩んで身につけてきたものを時給も安いこの場でなんで、おしみもなく披露しなければいけないのだ?と。
ただ、その考えが凄く間違えていた事にすぐ気付きました。
レッスンの中で伝えた事、生徒さんは一生懸命やってくれます。私を信じて。
そして「結果」も出してくれるのです。
出来なかった事ができたり、想像以上に良い声が出た時にはホント、「やったーー」って感じと「ありがとう」と言う気持ちがこみ上げるのです^^
生徒さん達は週に1度のレッスンを楽しみにしてくれているのが凄く分かるし、レッスン意外の場所でも本当仲良く遊んでましたw
半年もすれば教室全体が仲良くなっていて、自分のレッスンがない日でも遊びにきてくれる程です。
教室が終わるまで待っていてくれて教室の掃除など手伝ってくれて一緒に帰る。
そんな暖かいスタジオでした。
そんな頃、TVの挿入歌のお仕事をもらい高額なギャラを頂きましたw そのお金で私はすぐにNYに行きました! ずっと本場のボイトレを受けたかったからです。
その話をしてしまうと長くなるので割愛します^^
帰ってきて、更にボイトレを追求して行きました。 この頃から芸能事務所に教えに行ったり専門学校の講師の話なども頂いてボイストレーナーとして幅を広げていきました。
ただ、自分のキャパを知らない未熟者だったので忙しくさせすぎて体からSOSが出ました。 増えすぎた生徒さんを限られた曜日で見るために朝9時から終電まで休憩も取らないでレッスンをする日が多く、結局体を壊して辞めさせてもらうことになりました。 たくさんの生徒さんを悲しませてしまいました。
しばらくは他の仕事も制限していました。 ただ、その期間に色々考える事ができました。 「将来、自分はどうなりたいのか?何をしたいのか?」 答えは一つでした。 もう一度、みんなが音楽で楽しめる場所を作りたい。 仕事とかで嫌な事があっても。ここにくれば仲間が居て楽しく音楽ができる。 そんな場所を自分で作ろう。 自分で1から作る為に「独立しよう」そう考えました。
2)決心してから・・
ゆくゆく1人でやっていくにはフリーで生徒を獲得しなきゃ!!と思ってネットで募集をかけました。
レッスンするスタジオがないので貸しスタジオを使って。
体験レッスンもよくスッぽかされましたし、ご飯にしつこく誘われる事もありました。
今の私なら何も感じないけどw当時はそれが本当嫌だったなぁ。
ナメられてると言うか・・その人の為に一生懸命レッスンするのが悔しかった。
そして営業や業界の勉強?の為、パーティや食事会にも頻繁に参加しました。
やっぱり先輩方の意見は本当、為になりました。
その頃聞いて印象的たっだのが「社長業は孤独業」と言う言葉です。
当時は会社が作りたい訳ではなかったけど、なんだかその言葉が印象に残ってました。
最近、言っている意味が少し想像できるようになりましたが、ある意味では孤独だけど助けてくれる人がたくさんいるので私は大丈夫です。
3)2007年設立。自分のスタジオ。
そして、個人事業主として自分のフルネームに「ミュージック」をつけた屋号を持って一応、独立しました。 それはモデルの仕事、振付けの仕事、歌手の仕事。諸々全部をひっくるめた個人事務所のようなモノでもありましたが持ちスタジオのない音楽教室と言ったところでしょうか。
そうやってコツコツ1人でやっているうちに「一緒にスタジオ作ろう」と言ってくれる人達が現れ4人でスタジオを作ると言う話が進んでいきました。
こんなにすぐに出来るなんて思ってなかった私は、夢に大きく近づけると思い喜んでましたが、簡単に言うと資金の準備、生徒さん集め。
それらが私だけの役割として話が進んでたのです。
周りの方々に「それなら1人でやった方が良い」と言われハッとしました。
そっか。1人でやるのか。と。
結局、その話は断りそこから1年お金を貯める事に意識をおいてガムシャラにレッスンや自分が出る方の仕事をしました。
教え子だったギタリストの子達にサポートをお願いして生徒の発表会などもやっていました。
生徒さんも順調に増え、月にレンタルスタジオに払ってる額も家賃くらいになりまして
「よし、行けるっ!」と言う事で
2008年4月3日に自分のスタジオを設立しました。
それが今、恵比寿にあるスタジオです。
ただ、これも簡単には行きませんでした^^;
防音の物件がない!!思ってた以上にお金がかかる!!
そして何より、仕事が忙しくて時間が足りないw
でもね、やっぱり持つべきものは友達です!
物件見に行くのについて来てくれる友達。
無事物件決まった後、スケルトン状態(エアコンもないようなコンクリートの冷たい部屋)から内装デザイン、家具買い出し、組み立て、設置、全部手伝ってくれた友達。
壁にペンキ塗りに来てくれた内装工事の仕事をしている友達。
特に設置等は深夜にしか時間つくれたかったので、数日間ほとんど寝ないで手伝ってくれました。
ホント、みんなの力を借りて何とか2008年4月3日に自分のスタジオをオープンしました。
オープン前日は残りの作業を1人でやったのですが夜中、ピアノを弾きながらポロポロ泣いてしまった事を思い出しました。
こうして、今のpoco♪musicはできました。